私とシュタイナー教育  子安美知子(学陽書房)

ーいま「学校」が失ったものー

前回の#2の続きです。




【幼稚園こそ深い思想を】

<生命のあるものに触れる>

生命体とはー生命を十分に熟させるもの

それは、外の世界にある生命、いのちあるものと触れ合ってこそ本当に熟する。

牧場の緑の本当の草いきれ、そこを転げ回った時の自分の五体による感触、、花の匂い・・・

子どもの五感を総動員して体験しなければならない。

浜辺の砂浜から歩み出て、自分の足元に打ち寄せる波のリズムや、その重さ軽さ、

海の水の塩からさ・・・そんな生きた力。

緑のあるところで、木でも草でもいいから、そこに寝かせたり戯れさせたりして生命ある自然を体験させる。

そういう体験を生命体の時期に十分積んで、情報を与えられた時も、子どもは自分が経験した山や木や草の感覚から、

それをイメージとして浮かべられる。

情報が先行すると生命体が弱められてしまう。

生命のあるものに触れ合わせるという考えから

・少なくとも7歳までの間は、着るものはなるべく天然の繊維ー木綿・羊毛・絹

・化学繊維やプラスチックは良くない。

それは、子供に生命をじかに伝えているかどうか・・・

例えば、本物のみかんジュースやリンゴジュース、それが子どもの生命体に訴えると思ったら、

自分でみかんやリンゴのジュースを絞ってあげる気持ちになるのではないか。

0歳から7歳までの時期は、いつでも生命に触れるかどうかを心に留めておいて、
できるだけその方向で接してあげることが大切。

生命体が、膜の中で活発に成長しているのだとその子を観る。

この生命体に、何か外の生命を呼応させてあげようと思えば、プラスチックの感覚より、

木の皮のザラザラした感覚に接しさせたい。

そのほうが子どもの生命体が健全に育つ。

そうすると既成のおもちゃを使って何かのごっこをやるのでなくても、

お母さんが使った水色のきれ(木綿・羊毛・絹)の残りがあれば、

それをおいて川ができた。お池ができた、毛糸の残りを浮かべてお船がいるよと遊ぶ。

生命体は生命体と呼応する。
呼応する基礎のある子は、意思の強さが子どもの中で熟する。

そして小学校時代に、感情を豊かに育てることで生命活動と感情が結びつく。

次の段階で、知的なこと、思考力を使って物事を判断する力を養う。

子どもが成長した時、知識は死んだ知識でなく、知識を行動に移せる。

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