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前回の記事:【シュタイナー教育をまなぶ①】 人格の望ましい形「知・情・意」のバランス

 

前回のおさらい

として、成人になるまでに育まれる人間を構成する4つの要素がありました。

【①物体】目に見えるからだ。私たちの命もなくなったら引力に従って下へ落ちていく。
【②生命体】花は引力に逆らって下から上に伸びる。私たちも下から上へ行く力を持っている。
【③感情体】自分の快感・不快感と結びついて上下・前後・左右に自在に体を動かす。
【④自我】植物にも動物にもない、人間だけにある性質。 思考活動をして「私」という考えを巡らせることができるもの。

今回はその中から【②生命体】と【③感情体】についてです!




下から上へ行く力、生命体を育てる

<0歳から7歳の時期>

この時期は肉体は明らかに臨月が来て外に出ています。しかし、生命体はまだ、膜の中にいるという時期になります。

生命体は膜の中にいる時何を一生懸命やっているかというと・・・

 

首がすわる/ハイハイをする/立って歩く/目が見える/耳が聞こえる/味覚がわかる

からだの発育をつかさどっている大事な時期にあります。そのため、生命体が膜の中で十分に保護されていなければなりません。

 

生命体の膜の中での仕事がだいたい終わる合図

歯が乳歯から永久歯に生え変わると生命体の膜の中での仕事が大体終わります。

お母さんからもらった歯だったものが、子ども自身の歯ができて外に出てくるということでもありますね。

 

膜から外に出ると、生命体の働きが少し変わって、「記憶」という役割を果たします。

3歳・4歳の時のことを覚えていたとしても断片的で前後関係がはっきりしないことってありますよね

これらはすでに記憶が始動していて、脈絡の取れた記憶は、小学校の入学あたりからになります。

この頃が、生命体の臨月になります。

 

自分の快感・不快感と結びつく感情体

<7歳から14歳の時期>

この時期は、感情体がまだ膜の中にいるので、それを上手に保護して育てなければなりません。

感情体が膜の中で何をやっているかというと、人間の感情を微妙にニュアンスづけて分化させることをしています。

喜怒哀楽/憧れの気持ち・畏敬の念・美しいものを見て悲しい気持ちになる/突進したい気持ち/足がすくんで自分をちっぽけに感じる気持ち

色々なニュアンスの感情を経験します。

 

それを膜の中にしまっておけば思春期に、異性を意識するようになった時に、粗雑な気持ちだけで異性を求めるのでなく、もっと高められた異性への関心が育ちます。

感情体の膜の中での仕事がだいたい終わる合図

そこまで育つことで感情体が臨月を迎えます。感情体は今度「思考力」に姿を変えます。

思考力も、小学校4年・5年生で胎動を始めます。

「生命体」も「感情体」も早産させることによって弱められる。

 

シュタイナー教育で早期教育をしないのはなぜ?

生命体を育む幼児期に早期教育を行うと、胎動が始まったばかりの生命体を無理やり膜の中から出すことになってしまい、危険です。

生命体の役割がきちんと終わってようやく出てくる「記憶」を早産させてしまうと、将来の子どもの意思、行動力を弱めてしまう可能性があります。

日本人の傾向として「知」の部分は優れていますが、感情や行動が伴わないといったことが多くみられます。

 

シュタイナーが学校を作った本当の理由

知・情・意のバランスの取れた人間を育てる

0歳から7歳は将来の「 意 ー意思があって行動できるということ」の基礎であることを強く自覚して幼児教育に当たらなければなりません。

そうでないと、タテマエばかり上手にいう人間しか育たないからです。

 

シュタイナーは、自分がこういう人間観を持った以上は、教育の場で実行しないと自分の「知 (知識)」「意 (行動)」まで降りていないということになるから、学校や幼稚園を作ったそうです。

まとめ

・【0歳から 7歳:生命体】 体の発達の時期 →記憶力へと繋がる

・【7歳から14歳:感情体】 感情を育む   →思考力へと繋がる

・生命体を育む幼児期に早期教育を行うと、「知」の部分が優れてたとしても感情や行動が伴わなくなってしまうから

 

次回もお楽しみに!

 

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