こんにちは、Hacchiです!
2018年11月17日(土)
中国杭州の中竞(浙江)教育科技有限公司の保育所スタッフ研修担当をさせていただきました。
通訳していただいての研修は初めての体験でした。
会社の経営者、保育園のオーナー、投資家、保育マネージャー、園長、保育従事者の10名の参加でした。
研修内容
日本の保育所の仕組み
保育所保育指針
指導計画の策定
0・1・2歳児の保育
リスクマネジメント
保育における救急対応
自己評価の仕組み 等
活発な学びで質疑応答もたっぷりあり、あっという間の6時間でした。
0・1・2歳児の保育の時間には、日本のわらべ歌を紹介、通訳の方が中国語に訳してくれて内容を理解しつつ、
日本語のリズムを楽しんでいただけました。
中国の保育の今は・・・
現在、 0~3 歳の保育の課題が中国にも日本と同様、多く存在しています。
女性の社会進出などに伴い、保育所が必要とされています。
中国の 0~3 歳の保育は、管轄する機関が定まっておらず、関連する政策や規則 も設定されていないという現状があります。
中国の教育制度は中国政府の教育部が制定し、就学前 教育(3~6 歳程度)、初等教育(6~12 歳程度)、
中等教育(12~18 歳程度)、高等教育(18 歳~)から構成されている。
中国では 0~3 歳の保育は国の教育制度に入っていません。
現在の中国の状況は、保育所は少なく、早期教育機関が多くなっています。
早期教育機関では、0歳から6歳の子どもを対象として、預かるのみでなく、教育面(体力・知力も鍛える)サービスで、
保育所とは異なっています。
保育所は良好な教育環境を重視するが、早期教育機関ではカリキュラムや海外などの先進的教育理念の導入を重視しているのです。
中国の課題は、政策の完備や0~3歳の乳幼児を安心して預けられる全日制の保育所と早期教育機関が少ないこと、
そして、乳幼児保育の指導者の質の向上や指導者養成課程や認証制度も必要とされているのです。