こんにちは!Hacchiです
5つのテーマでお送りしている、アドラー流 保育士コミュニケーション講座。今回は第3テーマとなる『好かれる人は「聴き上手」』の中から、『子どもへの共感力』についてお話しています。
保育の現場では子どもに対しての共感力がとても大事になってくるケースが多くあります。アドラー心理学での共感的な態度の特徴も含め学んでいきましょう!
・保育園での人間関係に悩んでいる方
・なかなか相手に共感できないと感じている方
・現場でどう対応したらいいのかわからないケースがある
目次
アドラー流は保育士の人間関係にうれしい変化を起こす
アドラー心理学は過去ではなく、変えられる未来を重視します。「あの人とこんなことがあった...あんなことがあった...なんでだろう...?」ということの原因を探るのではなく、
・この先どんな人間関係を築いていきたいか
・どんな気持ちで日々保育をしたいのか?
・○年後にはどんな姿になっていたい
といった前向きな解決方法が身についていく心理学です。
「共感」と「同情」の違い
それって、共感?同情?
共感と似た言葉で「同情」ってありますよね。
アドラー心理学では、お互いがHappyな人間関係を築いていくためには、「同情」ではなく「共感」が大切だと言われています。
例えば、子ども達がおもちゃの取り合いをしていた場合
保育園で子ども達がおもちゃの取り合いをしている。そんな時あなたはどんな対応をしますか?
おもちゃをとられてしまった子可哀想...って思うでしょうか?それとも二人の話を聴いてあげているでしょうか?
共感的に関わっているか、それとも自分の目で見て考えて判断していないかなということを一度振り返ってみてください!
共感的な態度の特徴
1.相手の考えに関心を持ち周りの状況も把握
2.相手に対する尊敬・信頼がベースにある
3.相手の自立心・責任感を尊重
4.自分の感情をコントロールし理性的な対応
良い人間関係はお互いが「対等」な関係
アドラー心理学の中で良い人間関係はお互いが「対等」な関係であると言われています。
先輩と後輩
上司と部下
保育士と保護者
保育士と子ども
それぞれ、役割の違いはあると思います。しかし一人の人間という点では、みな同じ「対等」です。
自分自身の日頃の関わりはどうでしょうか?
私はあの人より上だ。この人より下だ。
そんなふうに見ていないでしょうか?
次回までの課題
日頃の生活の中で自分は共感的に関わっているのかということを見てみてください!